新築を建てたあとの家財道具一式はどこで何を買うのが良いのか?「無印良品・IKEA・ニトリ」
実家→新居引っ越しとなったので、家財道具をほとんど一式買うことになった。
人生初の爆買いである。
その中でも特に大変だったのが、家具・インテリア・収納道具などの生活用品だ。
無印良品、ニトリ、IKEA、ナフコ、カリモク・・・と腐るほどメーカーがあり、そのどれもが一長一短あってとても選ぶのが大変だった。
家財道具一式の大部分は、身近にある「無印良品・IKEA・ニトリ」で購入した。おそらくほとんどの人がこの3メーカーでの家財道具集めになると思う。
なので、「無印良品・IKEA・ニトリ」に行きまくって調べまくって買いまくった物を、レビューと各メーカーで買うべきオススメをまとめてみた。
無印良品
庶民からすると、ちょっと高くてなんか良いものを売っている無印良品。
派手さはないが、チープさもなく、部屋のどこにおいてもなんかしっくり来る絶妙さがたまらないが、絶妙にちょっと高い値段もたまらない。
無印良品の良いところ
家具やインテリアでいうと、とにかく材質の質感がとても良い。
机や椅子、棚やソファーなど、どれもしっかりした作りで使い勝手が良い。
特に家具類は、質感が素晴らしく、デザインもシンプルながら高級感がある。
そして家具類に限っては、他メーカーに比べてそこまで高くない。
ダイニングテーブルがオーク材で50,000円ほど、カリモクやACTUSなどの少し上級メーカーのテーブルと比べても見劣りしないのに値段は半額くらい。
無印良品の悪いところ
小物や収納道具は総じて高い。
無印良品は無印良品商品で揃えればとても見栄えがするのだが、コスパの良いものとそうでもないものの差が極端なので、結局高い買い物になってしまう。
たとえば収納道具だが、ニトリやナフコなどの同じような(パクリ?)商品と比べると、品質は良いが値段が高すぎる印象。
無印良品でオススメなモノ
ということで、無印良品でオススメなものは家具。
とにかく家具はコスパが非常に良い。実際に店舗で見比べれば、わかるはずだ。ニトリやナフコなどの格安メーカーから上級メーカーまでを見比べると、品質の割にコスパの良いのがわかる。
IKEA
買い物しているだけで探検気分に浸れる巨大倉庫、それはIKEA。
北欧らしい家具やインテリアが、北欧らしくない価格で手に入れることができる。
IKEAの良いところ
まず言えるのは、店舗全体がモデルルームの巣窟になっているので購入後のイメージがしやすい。これは他のメーカーに真似出来ない北欧型巨大倉庫を持つIKEAならでは。
いろいろなタイプの部屋がいろいろなタイプのデザインで展示されているので、インテリアに造詣がなくとも部屋のコーディネートが考えやすい。
あとは北欧インテリアがとても安く買えるところ。材質がチープな安い商品でも、デザインだけでチープ感を覆せる威力を持つ。
IKEAの悪いところ
北欧型巨大倉庫が武器であるIKEAだが、これは諸刃の剣でもある。
まず店舗が9箇所と少なく、当たり前だが都心部にしかない。東京や大阪などの大都市周辺部と、中核市にポツポツある程度。今度、やっと東海地方に新店舗ができる。
そしてオンラインストアが店舗周辺部までの配送しか受け付けていない。
商品は北欧デザインが素晴らしいが、デザインで何とか誤魔化している物も多い。実際手に取ると、質感が悪いものもある。もちろん値段は安く、割高感とまではいかないが、デザインだけで購入すると後悔するかもしれない。
IKEAでオススメなモノ
北欧デザインが好きな人はどの商品も気にいるだろうが、特にオススメなのは小物類。
ティッシュ箱入れ、ゴミ箱、カトラリー、洗濯カゴ、収納箱などは、他メーカーと比べてもデザインや種類が多く遊び心がある可愛いものが多い。
そして小物類が安い。食器なんかは皿が69円からある。どれも100均で買うよりデザイン性が高いので、セットで大量買いしてもコスパは良い。
あと子供部屋のものはIKEAで揃えると、安くて子供も喜ぶモノが多く、親子共々WIN-WINな買い物ができる。
ニトリ
コスパ最強といえばニトリ。
ちなみに創業者の人生はコスパでは語れない波乱万丈さで有名。
ニトリの良いところ
何といってもコスパの良さ。
高品質なものが安く買えるいかにも日本企業らしい商品が多い。
耐久性もしっかりしており、家具雑貨世界のUNIQLOという感じがする。
ニトリの悪いところ
これは日本企業らしいデザイン性の低さ。
「デザイン<機能性」という国民性からか、誰が見ても「ニトリで買った?」という謎の統一感がある・・・ような気がする。
決して悪いイメージではないが、「ニトリっぽい」という感覚がある。
ニトリでオススメなモノ
我が家はお風呂のマットや、クローゼット内の収納道具、写真フレームなどを買った。
あまりデザイン性を求められないもの、普段目に付かないところで使うもの、消耗品などはとてもコスパ良いのでオススメだ。
あとは洗濯物ラックのような頑丈じゃないと困るものもニトリで買った。
意外にオススメなのはカーテン。遮光カーテンなどはとても安くてクチコミなどで評判が良い。
まとめ
以上をまとめると、
無印良品=家具・インテリア
IKEA=食器、目に入る収納道具、子供部屋
ニトリ=消耗品、収納、雑貨類
イメージでいうと、品質の無印良品、デザインのIKEA、高コスパのニトリ。
我が家でいうと、品数でいえば無印良品20%、IKEA40%、ニトリ40%といった具合だ。
家財道具+家電をほぼ一式買ったので、100万以上の買い物を一ヶ月位でバババッとやったので非常に疲れた。
家具やインテリアについて何冊も本を読んで勉強した結果、「長く使うものは値段で決めるよりも欲しいものを買う」「その他の消耗品、壊れやすいモノはコスパで買う」というのが大勢であった。
なのでリビングテーブルやソファーのような早々買い換えなくて、よく使い、目に入りやすいものについては、妥協せず欲しいものを買った。その他は100均なども駆使して、費用を抑えた。
家財道具を買う場合は、色々なメーカーに実際に行ってみるのが良い。
我が家は、絶対に買えるわけがない高級店も恐る恐る行ってみた。やはり上からしたまで実物を見ることで、何となくだが良いもののイメージができる。
そうすれば妥協点が打ちやすく、無駄な出費や後悔が減ると思う。
nounai-backpacker.hatenablog.jp
こちらでは家電について書いています。
nounai-backpacker.hatenablog.jp
良かったこと、後悔したこと、参考になれば幸いです。
nounai-backpacker.hatenablog.jp
こちらでは、魔の二歳児対策として自宅の環境設定を書いています。
安易なマンガの実写化は邦画のディストピア【ネタ記事】
「鋼の錬金術師」の実写版の酷評がネット界を飛び回っている。
チケット代と等価交換できねえ!とかなんとか。
もちろん僕は鑑賞する気がミジンコほどもないので、何も語らない。
だが、日本映画産業はなぜこのような蛮行を繰り返すのか?
デビルマンという世界に冠たる神映画から何も学んでいないのか?
インパール作戦から何も学んでいないのか?
特にこの「鋼の錬金術師実写化」は、原作ファンどころか見に来てくれるであろう客すら軽視している。
鋼の錬金術師はフィクションの世界だが、どう見てもキャラクターは欧米人、町並みも欧米、鎧だって欧米だよ。
これがもし「鋼の錬金術師~お江戸だよ!おっかさん!~」で主人公がちょんまげで弟が甲冑だったらまだ許す。主人公が平賀源内幼少期ならまだ良し。弟が鎌倉時代の大鎧ならもっと良し。
それでも現在放映中の残念設定で実写化するなら題名を「鋼の錬金術師~簡易実写版(昨今の映画不況を鑑みて)」とかにしてくれ。
これなら邦画を憂う一映画ファンとして僕も立ち上がっただろう。
僕は、古の香港カンフー映画に出てくる酷い日本語を操る空手マンが微笑ましい世代だ。
そもそもマンガの東洋人なんて、大友克洋とか谷口ジローくらいしかリアルに描いていない。
「こち亀」実写版ですらイジられているのに、「鋼の錬金術師ならどうでしょう?」となったのか?
この問いに対するアンサーがこちらだ。
始めに言っておいたが、僕はこの映画を見ていないから何も言う資格はない。
だがこの監督の発言を聞けたことこそ、この映画の最大の価値である。
ーー今回のキャストをそろえて、日本人が作ることに理由がある。
「鋼の錬金術師」には有名なセリフもありますけれども、日本人が気持ちを乗せて発したセリフが一番われわれに響くと思います。ルックはある程度寄せていけても、心の部分や文化の違いを寄せることは相当難しい。その面を考えると日本人キャストでよかったと思います。芯を捉えた「鋼の錬金術師」になったと自分は思いますね。
金言!原作が良ければ、キャストやロケ地なんて関係ない。
思いが伝わればよいのだ!
これぞ作り手の熱い血潮が篭った名言である!!!
まさに芯を捉えてのホームラン!!!
そうだ!
孫悟空をニコラス・ケイジが演ろうが、アンパンマンをドウェイン・ジョンソンが演ろうが、遠山の金さんをブルース・ウィリスが演ろうが、エヴァンゲリオン初号機をアメリカンサイコの時のクリスチャン・ベイルが演ろうが、サザエさんをクリストファー・ノーランが撮ろうが、関係ないのさ!
「ルックなんて関係ないのさ!」
なんかブラック企業の幹部の発言のような、精神論にも聞こえる監督の金言。
世界よ!これが邦画だ!
最後に言いたいのは、実写化ありきではなく、実写化したい原作をチョイスしてもらいたい。
※クドいようだが「鋼の錬金術師実写版」は見ていないので正当な評価は見た人だけがするべきだと思う。
20世紀少年とかデスノートとかカイジとか花より男子とか実写化成功した映画やドラマはあるのはある。
だがどう見ても、実写化しても違和感ないものと違和感しかないものの差は烈鬼(ママ)としている。
この差を当事者が自認しながらも確信的に提供してしまうあたりに、邦画の危険さを感じてしまう。
これはもう観客の度胸試しになってしまっている。宮本常一先生的民俗学的なニュアンスの見世物小屋みたいになってしまっている。
実写化の内容勝負ではなく、実写化自体を売り物にしているのは、かなりの末期症状である。怖いもの見たさや珍奇さを売りにしているようでは、昔流行ったシーモンキー育成キット並みの場末感がする。
この一連の実写化現象が通じなくなった時、そこに広がる光景は如何様なものか?
それこそ映画化してもらいたい。