脳内バックパッカー

自宅にいながら映画や本の世界で旅をしよう

趣味、それは資本主義が生んだ化物

僕は趣味に勤しんでいる。 本業は趣味の軍資金を稼ぐためのものでしか無い。 趣味はウィキペディアのように広大に広がり、マントルの核心部まで深く深く掘り下げられ、そして資本主義経済の動力の一部となって消化されていく。 趣味は資本主義が生んだ化物だ…

アウトプットについて

最近、猫も杓子もアウトプット、アウトプットとうるさい。 かくいう僕も、ブログやSNSで何かしら仕入れた情報を噛み砕いて咀嚼する前には吐き出しているので、その末端構成員の一人だろう。 このアウトプット・ブームは、昨今の情報過多・強制インプット地獄…

『平成狸合戦ぽんぽこ』は戦後左翼運動群像劇・・・と勘繰って観ると面白い

久しぶりに『平成狸合戦ぽんぽこ』を鑑賞した。 もう十回以上鑑賞しているが、歳を重ねるごとに捉え方が変わってくる稀有な映画でもある。 そんな「ぽんぽこ」を戦後左翼運動群像劇と勘繰って観ると面白いという話。 // 敗北した左翼運動群像劇 高畑勲監督と…

三国志好きにはたまらない!リアルな当時の状況を書いた名作を読む

大唐帝国-中国の中世 (中公文庫プレミアム) 作者: 宮崎市定 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2018/08/21 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 大唐帝国という題名ではあるが、後漢の滅亡から唐までの「中国の中世」を書いた名作を読ん…

新築一戸建てに暮らして一年で感じた「良かったこと・後悔したこと」

新築一戸建てに住みついて早一年! 「家」は人生最大の買い物ですから、とにかく何でもかんでも情報がほしいと思います。 ということで、新築一戸建てに住んで一年の感想をとにかく書きなぐってみます! 無垢材床は意外に楽チン 収納はいくらあっても足らな…

『天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ』はコミュニケーションマニュアル本として読め!

現代人のストレスとは、ほとんどが人間関係だ。 特に会社では複雑な「仕事」をするために、多様かつ目的が違う人々とともに行動しなくてはならない。 そんな職場の人間関係の悩みを解決するツールとしてオススメなのが、『天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩…

ド田舎暮らしを考えている人へUターンした僕からリアルなアドバイス

nounai-backpacker.hatenablog.jp 「まだ東京で消耗してるの?」なんてことは言いませんが、都会生活がストレスな人にはド田舎がおすすめです。 ド田舎生活のメリット・デメリットを以前書きましたが、もうちょっと詳細な情報を書いてみようと思います。 デ…

アマゾン・キンドルの【50%ポイント還元】講談社キャンペーンで散財

amzn.to 対象タイトル10,000点以上期間:2019年2月22(金) 00時00分~2019年2月28日(木) 23時59分(日本時間) え?なにこれ? 講談社キャンペーンで講談社の本がキンドル本で50%ポイント還元? つうことは、講談社学術文庫とブルーバックスも? そんな…

「神は、脳がつくった 200万年の人類史と脳科学で解読する神と宗教の起源」の要約とレビュー

「神は、脳がつくった――200万年の人類史と脳科学で解読する神と宗教の起源」 神が脳を作ったのではなく、脳が神を作ったという話。 神学論争かと思いきや、人類の脳の発達を段階的に追っていき、ついに神という存在が認知されていく過程が書かれている。 要…

歴史愛好家向け解説付き「楽しんで学べるオススメ歴史漫画」

歴史というのは、年号と事件や人名を覚えるだけでは本質的な意味はない。 が、日本の歴史教育は悲しいかな受験勉強対策マークシート方式に適応してしまった。 だいたい歴史が嫌いな人は、この単純暗記という生産性の低い作業をやらされていたからだと思う。 …

結局のところノイズキャンセリングってなんやねん!と思いつつ『Bose QuietComfort 35 wireless II』を買ったわけ。

オーディオ素人の皆様、こんにちわ。 今回はノイズキャンセリング機能付きのアイテムが欲しいのでネットの海で調べ、店で視聴し、SNSを駆使して調べまくったり、と一ヶ月以上かけて結局最高級品の『Bose QuietComfort 35 wireless headphones II』を買ってし…

反システム的生き方は幸せか?それとも自己満足か?

nounai-backpacker.hatenablog.jp 豊かなのに生き辛い現代社会。 その原因は現代社会を動かしている「システム」であるというのは、↑の記事で述べた。 システムがなにかというのを簡単にまとめると、 ・システムとは現代社会や資本主義経済を円滑に管理運営…

日本の生産性の低さを具現化したような志らくさんのコメントについて

headlines.yahoo.co.jp このコメント、ドン引きですわ。 結局、「空気」や「責任逃避」や「無知の否」によって将棋倒し的に始まり、生産性の低すぎる戦略で最終的には美しいだけの精神論となり昇華した第二次世界大戦時の日本を見ているようですわ。 たしか…

SNSの中毒性は承認欲求地獄の現代社会にピッタリ!

nounai-backpacker.hatenablog.jp 前回の記事で書いたのだが、現代システムが生んだ「虚無の世界」と「個人の死」という問題を金に変えたのが現代の錬金術「SNS」といわれている。 詳細は上記リンクで見てほしいのだが、簡単に言うと、 虚無の世界 宗教や国…

魔の2才児対策のために我が家がやったこと『家事効率化・環境設定・発想の転換』

愛娘がいわゆる「魔の2才児」になりまして、まあ大変な毎日でございます。 夫婦共働き+新築一軒家ローン+2才児という、最強方程式のせいで夫婦でてんてこ舞いな毎日。 夫婦共働きしながら、家事・育児の両立を効率とコスパよくこなすのは、現代人必須の能…

生き辛さは社会システムのせいなのか?~システムとは何かを考える~

nounai-backpacker.hatenablog.jp 以前、少子化問題でも触れたのだが、「なぜ日本(現代社会)で生きるのがこんなにしんどいのか」を最近深く考えていた。 それは現代社会を覆う複雑怪奇なシステムが原因だと思っている。 これは大抵の人が同じだろう。なぜか…

職場で「文句しか言わない人間」を生んでいるのはきちんと評価していないから

仕事を楽しんでいる人間なんて日本では労働人口の1%もいないと思う。 我が職場を見ると、誰も彼も休憩時間だけでなく仕事中でも経営陣や環境への文句を垂れている。 でも不満は誰にでもあるだろうし、かく言う僕も同じ穴の狢ではある。 しかし、こういう文…

インドで仏教が衰退した理由が「一発屋のロックバンドみたい」で意外だった

nounai-backpacker.hatenablog.jp 去年のMyスゴ本である『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』を読み、ずっと疑問だったことが再燃した。 僕はインドを2回訪れ、ほぼ一周駆け足と下痢腹で回ったのであるが、そこに仏…

追記:少子高齢化人口減少社会はもうどうしようもない「すばらしき新世界」

nounai-backpacker.hatenablog.jp 生来考えをまとめるのが苦手で、今回開き直って思うところをショットガン式に書いてみた所、意外に反応が多くて恐悦至極です。 さらにありがいたいお言葉を頂戴し、考えをまとめることの手助けに相成りました。 前回記事で…

少子高齢化人口減少社会はもうどうしようもない「すばらしき新世界」

p-shirokuma.hatenadiary.com 非常に感慨深く拝見させてもらった良記事。 欧米列強国の思想や政治社会形態を表面だけ「先進国マニュアル」として利用してみたら、裏で大変なことが起きちゃってたぞ!というのは夏目漱石が明治時代から指摘をしていたことでも…

ド田舎で住むことのメリット・デメリット

ド田舎に住んでいる。 最寄りのスターバックスは100km、天然メダカは歩いて5mで観察できる。 ド田舎はまさに死を迎えようとしている。少子高齢化人口減少社会のビッグウェーブをもろにかぶっているからだ。 だが、捨てたもんじゃないぞ!ド田舎! 住めば都で…

「反応しない練習」は超合理的なブッダのライフハック

「反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」」という本を読んだ。 これは、この手の宗教本・自己啓発本が大嫌いな人にこそオススメの「根拠なき心身安定のライフハック本」である。 ブッダの教えというのだから、科学的なエビ…

「ホモ・デウス」に描かれた世界とは?

nounai-backpacker.hatenablog.jp あの「サピエンス全史」の著者であるユヴァル・ノア・ハラリの新著『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』をやっとこさ読んだ。 今回もムダに長い軌跡を辿りながらも、知的欲求という銀河へうまくロケットを打ち…

「はじまりへの旅」理想的な人間が浮いてしまう現代社会

「はじまりへの旅」を観た。 今年一番良かった。というか、人生でもトップ10に入る名作である。 家族愛をテーマに、狩猟から哲学から万引きまで描く奥の深い作品。 つうことで、レビューしてみよう! 目次: 普通じゃない家族 孤独な革命家 家族の絆 まとめ…

『スリー・ビルボード』は究極のブラックコメディ

久しぶりの「やられた~映画」であった「スリー・ビルボード」! 鑑賞後のなんとも言えない余韻は、Wikipediaでマーティン・マクドナー監督がブラックユーモアの天才と書いてるのを見て、すべてが丸く収まった。 この映画は、ブラックコメディだったのだ。 …

「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」を見て働くこととは何かを考える

この映画、ずっと見たかったんだけども、やっとアマゾンプライム会員なら無料で見ることができるようになった。あ、実質無料ではない。 映画自体はとても面白かった。この映画は「働くこととはなにか」を考えさせてくれる。 「働くこと」「労働」は、この時…

「GAFA」は危険なのか?

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界 作者: スコット・ギャロウェイ 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2018/07/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 最近話題の本、「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」を読んだ。 GAFAとは、Goo…

『ゲットアウト』のブラックジョークにやられた

一言・・・やられた! 低予算ながら世界で大ヒットかつ物議を醸したという『ゲット・アウト』 黒人差別を扱ったように見せてからの大どんでん返しは、衝撃的であった。 とにかくやられた感満載のこの作品に漂う怪しい空気感を分析してみる。 ※ということで、…

「ラ・ラ・ランド」=夢と現実と犠牲

ついに「ラ・ラ・ランド」がAmazonプライムビデオで見放題になった。 基本的に映画を鑑賞する前に事前情報はほとんど入れない方なので、「ミュージカル仕立ての恋愛映画」くらいにしか思っていなかった。 ただラ・ラ・ランドのデミアン・チャゼル監督の前作…

『バーフバリ』を感じた

マサラ臭い風により噂は聴いていたが、ついに『バーフバリ』を観た。 否、バーフバリを感じた。そう、先生が言われた「Don’t think. FEEL!」である。 バーフバリのS・S・ラージャマウリ監督(現代の琵琶法師)は、先生のことを非常に尊敬しておるようだが、ま…