伝説の「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」の楽しみ方を伝授!
いやぁ~参ったね。
どうも僕です。
みなさん「くりぃむしちゅー」というお笑い芸人コンビはご存知だと思います。
今やメディア王となった名司会者「上田晋也」と常時ボケまくりの鬼才「有田哲平」のコンビです。
テレビで見ない日はないですね。
彼らはかつて、今のような地位を確立する前に深夜ラジオで革命を起こしていました。
その中での彼らは今のキャラクターと大いに違う姿で深夜の電波を完全にジャックしていたのです。
上田晋也=ケツ出しゃ終いのカリカリくん
有田哲平=「もうこいつのことを放送禁止用語でしか表せないBy上田」
そう!今やスーツ姿で司会をして堂々とコソピンしまくってるこいつらは、俺達の偉大な深夜の革命児だったのだ!
今の出世した奴等の姿を見ると、俺は誇らしげに思う!
ということで、意外に知られていないけど、ファンには当たり前な「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」について(復活への願いを込めて)初心者にもわかりやすく語らせてもらおう!
- くりぃむしちゅーのオールナイトニッポンとは
- 終わらないフリートーク
- 神回「済々黌高校ラグビー部まつり」
- ツッコミ道場! たとえてガッテン!
- 私とラジオネーム
- ぷにすけ・パチェコのコーナー
- 晋也上田のハンパねぇ質問
- 輝け!第7回 童貞妄想選手権
- スターダストNIGHT
- まとめ
くりぃむしちゅーのオールナイトニッポンとは
くりぃむしちゅーの二人が2005年~2008年まで、計159回放送していた伝説のラジオ番組である。
今の二人からは想像もできない下ネタとシモネタとゲスな話ばかりの120分。
ヘビーリスナー以外置いてけぼりのハードなトークと、視聴者を巻き込んだ集団詐欺、さらに上田晋也いじり、ラジオネーム剥奪等々とにかく破天荒さで当時の中高生を中心に大人気だった「クソぶっかけ番組」(本人談)である。
終わらないフリートーク
有田の鬱陶しい「参ったね」から始まるフリートークこそ、この番組の切り込み隊長であり、数々の伝説を産んだ奇跡の場でもある。
長渕伝説
まずはみんなの兄貴!長渕伝説!
長渕ファン王でもある上田ではあるが、ちょっぴりおちょくってるところがあり、そこを有田が巧みに突いていくという、二人の掛け合いの真骨頂。
長渕という確立された巨像をリスナーと共犯的に破壊し笑いにしていく話芸がたまらない。
上田への無茶振り
こちらも大定番の「上田への無茶振り」※8分頃から
有田が適当なテーマを無理矢理ぶっこみ、それを上田がぶっつけ本番で広げていくまさしくフリートーク。
今や司会業としての上田晋也しか見られないのが残念だが、意外にボケも面白い。というか当初は上田がボケだったとか。ちなみに上島竜兵ばりの裸芸。
この無茶振りシリーズはだいたい話がめちゃくちゃになり、それを有田が修正しつつ、結局グダグダに終わるところが定番化する。
「まあ~時間の無駄だったというか」
ババアはほんとにババア
大橋マネージャーうんこ漏れ事件 ※8分頃から
ババアの愛称でファンから愛される大橋マネージャーの話(現所属事務所社長)
マネージャーのくせに仕事は忘れ、いつも寝てるくせに海外ロケには絶対着いてくるババアはほんとにババアな名物マネージャー。
ババアのエピソードのネタは尽きず、かなりの頻度で現れるため、リスナーにいじられるマスコット的存在。
神回「済々黌高校ラグビー部まつり」
くりぃむしちゅー ANN 2006年6月6日 第45回 ラグビー部まつり
僕が一番好きな回。
上田、有田が出会った熊本県の済々黌高校ラグビー部のコーチや先輩や同級生たちの面白エピソード&あだ名とその由来をお送りする神回。
全くのドシロウトたちを伝説とともにいじり倒す。
高校生時代に戻ったかのようにいきいきと話す二人の掛け合いは、全トーク内でも屈指の完成度で、まさにくりぃむしちゅーの最高傑作といえる。
だからこの回は・・「なんか!」、いや、だからこの・・「なんか!」、いやそうじゃな・・・「なんか!」、すみません。
とにかくこれだけは騙されたと思って聴いてください!
ぷっ!と爆笑すること間違い無し!!!
ツッコミ道場! たとえてガッテン!
数あるコーナーの中でもメインを飾るのがこの「たとえてガッテン」
初めは純粋に例えツッコミを審査するだけだったが、次第にリスナーが暴走。
上述の済々黌高校ラグビー部のメンバーや昭和プロレス軍団が乱入し始め、ヘビーリスナーしかわからない暗号だらけの狂気のコーナーとなってしまう。
ものまねシリーズ
有田のプロレス愛が溢れだすガッテンの傑作の一つ。
「もしも、藤波辰爾と長州力がオールナイトニッポンの司会だったら」を完璧なモノマネでお送りする。
基本的に放送前回のくりぃむしちゅーの二人の会話を、力藤バージョンで再現する。
上田の意外に上手いモノマネ「内田裕也と松田優作」でオールナイトニッポンをパロっている。
だいたいロックンロール!
イカれ始めた中期以降
ツッコミ道場は名作が多すぎて全部紹介するには、はてなブログでは容量が足りない(^O^)
このまとめ動画の「3」ぐらいからイカれ始めてくる。中期以降だと例えツッコミすらなくなってくるが、エピソードがわかってくると何度聴いても笑えてしまう。
とにかくハガキ職人のレベルが高過ぎるのも、この番組の見どころ。
私とラジオネーム
あまりにもゲスいラジオネーム「せんずり、ガナルアナル・タカ、なんだかんだで対面座位など」による番組の風紀の乱れを危惧した上田の怒りによって作られた説教コーナー。
結局、上田がカリカリさせられるだけになるのだが・・・
ラジオネームといえば「せんずり」であり、ラジオネームの是非について総選挙まで行われた。
ぷにすけ・パチェコのコーナー
誰も何もわからないという究極の妄想コーナー。
ぷにすけ・パチェコという謎の名前だけをたよりに適当にストーリーを送るので、毎回奇跡が起こる。
晋也上田のハンパねぇ質問
博学な上田への質問コーナーだが、あまりにも馬鹿すぎる質問により、上田が毎回ブチ切れる上田が嫌いなコーナー。
特にこの回はコーナー最高の出来で、伝説のツッコミが炸裂する。
輝け!第7回 童貞妄想選手権
童貞の妄想文学を「蒼井そら」先生に感情込めて読んでいただくという、童貞の夢を実現させた名作。
男なら誰もがわかる、泣ける妄想エピソード。
34分頃から蒼井そら先生登場です!
スターダストNIGHT
他にも紹介したいものが腐るほどあるのだが、今回はこの辺で。
最後はやはり有田のスターダストNIGHT。
糞うざいラジオDJを有田が狂気を交えて演じる。
上田の絶叫に近い怒声が聴きどころ。
まとめ
この「クソぶっかけ番組」が復活することを未だに願っている「クソぶっかけリスナー」は日本中にたくさんいることだろう。
この二人は天才としか言えない。
早稲田と立教に行ってたくらいだから頭は良いのは確実だが、話の構成力や瞬時に出てくるワードのチョイスでたまに寒気を覚える笑い(さすが邪悪なお兄さん)がある。
高校時代からの付き合いなので息が合うのは当たり前かもしれないが、お互いの意図の交信が早すぎて、「台本があるのでは」と疑われることもしばしば。
でも台本ならあの疾走感は出ないであろう。
この番組のファンが多いのは、リスナーを自分たちのストーリー側に立たせ続けたところだろう。
周囲のスタッフや芸人仲間のエピソードトークなどを、身内ネタとして扱うのではなく、リスナーが使えるようにパッケージ化して話すところなんかがそうだ。
簡単なフレーズや勝手なキャラクター化で、高校時代の先生までもがコーナーの中で縦横無尽に動き回っている。くりぃむしちゅーの二人がパッケージ化した材料を提供し、それをリスナーがパロディ化するというラジオらしい構成が実にスムーズで、一種の共犯的な笑いの連鎖に繋がっている。
そこにはテレビでは見せない上田のイジられキャラや、有田の場当たり的な無茶振りなどの、あとで効いてくるボディブローが随所に散りばめられていることも重要だ。
リスナーは与えられたキャラクターや設定をこねくり回し、それをくりぃむしちゅーがストーリー化したり、適度に破壊したりと、意外に建設的なラジオでもある。
かと言ってくりぃむしちゅーが率先してストーリーを作っているわけではなく、リスナーの反応に任せきっている。
メインコーナーである「たとえてガッテン」も当初の姿が跡形もなくなってしまうほど設定が変わってしまったが、二人はただ流れに任せていく。
他にもリスナーのちょっとした一言をいきなりコーナーにしてしまうなど、リスナーが主体として番組を作っていけるような程よい環境つくりこそが、くりぃむしちゅーの真の話術でもある。
あとは二人の異常な仲の良さが伝わってくるところとかも良い(^O^)
ということで、
「あったかくしてねろよ〜」
「僕から以上!」
【追記】
nounai-backpacker.hatenablog.jp
くりぃむしちゅーのANNファンなら絶対見るべき「有田と週刊プロレスと」がAmazonプライムビデオで始まりました。
有田がANN以上にプロレスネタを話しまくってます!プロパンガス屋の次男坊もいずれ出ないかなあ~