魔の2才児対策のために我が家がやったこと『家事効率化・環境設定・発想の転換』
愛娘がいわゆる「魔の2才児」になりまして、まあ大変な毎日でございます。
夫婦共働き+新築一軒家ローン+2才児という、最強方程式のせいで夫婦でてんてこ舞いな毎日。
夫婦共働きしながら、家事・育児の両立を効率とコスパよくこなすのは、現代人必須の能力です。
今回は我が家で行っている「魔の2才児対策」を紹介してみたいと思います。
なぜ「魔の2才児」といわれるのか
魔の2才児なんていうけど、まあかわいいんですが、とにかく1才の時より手がかかります。
運動能力と理解力が向上したので、成長を見るのが楽しみではありますが、その分今までありもしなかった苦労が湧いてきます。
運動能力向上
・目が離せない→階段にアタック、椅子や棚からジャンプなど
・今までなんてことなかった環境が危険地帯になる
・歯磨きや着替えの時の抵抗が強力になる
理解力向上
・子供だましが使えなくなる
・中途半端に理解しているので一度拒否するとなかなか突破できない
・好き嫌いや気分で行動パターンを変化させてくる
このように、2才児とはその子の個性が爆発する時期であり、今までの対処が通じなくなるので「魔」と言われるのです。
しかも個性によって行動パターンが全然違うので、後手後手の対応になりがちです。
さあ困った2才児ちゃん!
我が家はどうしたものか・・・
我が家の2才児対策
まず行うのは、「どこまでできるか」を考えることです。
2才児だって好きで親を困らせているわけではなく、自我が芽生え興味が湧き上がる時期なので破天荒な行動も仕方がないのです。
ここで強く抑圧してしまえば、ストレスとなり成長に悪影響を与えかねません。
かといって、共働き夫婦にはいちいち行動に付き添う余力はありません。
日本社会は育児に対して何の配慮もありませんからね。
我が家のメインテーマは、
「極力好きなことをやらせてあげる」です。
そのためには、生活環境を効率化する必要があります。
まず現在の生活を見直して、そこから引き算することで、余力を捻出します。
①家事=極力全自動化し労力を減らす
家事を適当にやる・・・というのは、なぜか日本では悪い事のように言われますが、そんなこといってるから生産性は上がらないし、少子化だし、女性が働きに出られないんですよね。
この少子化時代に夫婦共働きで税金まで払ってやってるのに見返りは少ないんだから、まずはそういった固定概念を我々世代で破壊してやりましょう。
掃除
掃除はとにかく手間がかかるのと、子どもが走り回って妨害してきますので、文明の利器を惜しみなく投入します。
まず中華ルンバ。
ルンバは高級品ですが、中華ルンバは半額です。
少々おバカですが、一年以上使ってもビクともしません。何度も玄関でひっくり返って「ヘルプミーヘルプミーヘルプミー」と泣いていますが、タフな野郎です。
中華ルンバの使い方は、子供のいない部屋の「予習掃除」です。
休みの日に一気に掃除するような我が家の場合、子どもを遊ばせている間に子どもがいない部屋であらかじめ中華ルンバに掃除させておきます。
中華ルンバは、「目に見えるゴミ」はきれいに掃除できます。本格的な掃除レベルではありませんが、衛生面を確保するくらいの掃除はできるやつです。
なので、例えばリビングで子どもを遊ばせている間に、寝室や洗面所周りを中華ルンバに掃除させておきます。その間に台所周りや溜まった洗濯をしておき、終わったら今度は子どもを移動させてリビングを中華ルンバに掃除させます。
このように子どもがいない部屋をあらかじめ掃除させておけば、他の作業をしながら子どもを見ておくことができます。
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掃除の締めはダイソンです。
値段は張りますが、これは絶対にダイソンがおすすめです。
中華ルンバに予習掃除させた後、ダイソンでカーペットや部屋の隅など、汚れが溜まりやすい所を一気に掃除します。
パワーが半端ないので、すぐにきれいになり、圧倒的な時短となります。
7割くらいの掃除を中華ルンバが勝手にやっていくれているので、残り3割をダイソンで一瞬で済ませることができ、トータルでかなり掃除時間を短縮効率化できます。
はじめは2台も掃除機を買うのに抵抗がありましたが、今はこのスタイルでないと我が家の掃除は不可能ですね。
料理
これはもうぶち込み一択です。
冬の寒い時期は、鍋にかぎります。
鍋であれば、野菜や肉を投げ入れて温めれば出来上がり。
さらに次の日はうどんを入れて煮込みうどんにすれば、料理時間はかなり短縮できます。
しかも鍋なら洗い物が殆ど出ませんからね。
鍋料理であれば、子どもも野菜をたくさん食べますし一石三鳥くらいです。
夏場は保存が効きませんので、冷凍食品大活躍です。
最近の冷凍食品はかなり美味しいので、値段は張りますが総合的なコスパは良いと思います。
弁当は冷凍食品と昨夜の余り物。
片付けは新築のときに大容量の食洗機を付けたので、かなり時短になります。
食洗機は騙されたと思って、容量が大きく高性能なものを買うべきです。
料理自体は正直、なかなか効率化が難しいですね。
子どもが食べられるものは、ちょっと手を加えたり、味が極端なものは無理だったりします。
便利なアイテムはキッチンハサミです。
大人が食べる大きさが、子どもには誤嚥リスクがあって危険だったりします。
うちの子も一度ウインナーを喉に詰めかけて、冷や汗をかいたことがありました。
それからはキッチンハサミで、皿に取り分けた後に小さく切るようにしています。
これなら予め切らなくてもよいし、その都度細かくできるので効率的です。
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で、今狙ってるのはこれ。
かなり高価ですが、自動調理という素敵な名前がついています。
我が家は夫(僕です)が全く料理が駄目なので、ひとつヘルシオ先生を料理長として雇ってみたい今日このごろです。
洗濯
本で読みましたが、これだけ家事が自動化されている中で、一番難しいのが洗濯らしいです。
料理や掃除は、人間が事前にセッティングすれば機械が代用可能です。
材料を入れたり、掃除する範囲を指定したり。
ですが、洗濯はそうではありません。
洗濯物干しや洗濯物たたみは、対象によって全く違う方法になります。
デニムパンツは乾きにくく硬いですし、薄いタオルはその逆です。Tシャツをたたむのと、ソックスをたたむのは勝手が全然違います。
洗濯はひとつずつ判断しなくてはならず、ここが自動化できない要因のようです。
洗濯自体は洗濯機におまかせしますが、洗濯物干しは効率化できます。
上記の写真のようなピンチがたくさんついたハンガーを用意します。
子供服関係は、服だろうがパンツだろうがスタイだろうが、問答無用でピンチにはさみまくります。
子供服は消耗率回転率がものすごく早いので、大量に洗濯します。
その都度、ご丁寧にハンガーにかけていたら時間の無駄です。しかもどうせ壮大に汚れます。
我が家では、数少ない高級服以外は、全部ピンチにかけて干します。シワ付きまくりでヨレたりしますが無視です。
服は基本的に貰い物か、ブックオフのセールのときに大量に買うので、消耗品だと思っています。
特に保育園に来ていく服は、作業着との認識なので、ピンチに逆さまに引っ掛けて乾いたら箱に投げ込みます。
これだけでかなり時短になります。
②対2才児用環境設定
先程も書きましたが、2才児は飛躍的に行動パターンと範囲が拡大しますので、今までの環境では対応できません。
ここでは、環境をうまく設定することで、少しでも無駄な労力がかからないようにします。
収納だらけの家
これは少し構造的な問題なので、誰でもできる対策ではありませんが、一番おすすめです。
我が家は去年新築したのですが、部屋中に収納を作りまくりました。
リビングには2mの備え付き建具収納が2つあります。その他の部屋も同サイズの収納がこれでもかとついています。
なぜ収納だらけの家にしたかというと、我々夫婦は片付けが全くできないからです(笑)
アパートで暮らしていたときは、押入れは布団ですぐに埋まってしまい、買ってきた棚もすぐ埋まり、気づけばいつも散らかった視覚刺激の強めな部屋に・・・
その反省を生かして、我が家はテレビ台以外の収納家具が不要なくらいスッキリした家にしました。
物が増えたら、とにかくぶちこみます。よくどこにしまったかわからなくなりますが、おかげで掃除が楽です。
ルンバを導入するなら、物をできるだけ置かない洋風な部屋を作るしかありません。
和風のこたつテーブルや棚がたくさんある家では、ルンバはうまく掃除できません。
我が家はダイニングセットとソファーがあるのみ!
そして散らかれば収納にぶちこむ!
これこそ最強の効率化?
おもちゃ箱は大きいのを一つ
おもちゃ箱は無印良品のポリプロピレン頑丈収納ボックスにしました。
本当に頑丈で、容量も大きい割に安いです。
散らかる原因一位のおもちゃは、この箱一つに集約し、ぶちこみます。
ポイントは、箱自体はリビングに出しておきます。
そうすれば、遊ぶのも片付けるのも直ぐにできますし、いちいち棚をひっくり返されることはありません。
あと頑丈収納ボックスは、椅子になるくらい頑丈なので、けっこう助かります。
Amazon Fire TV Stickでアンパンマン無限地獄
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自宅でインターネットをWIFIで使用しているのであれば、「Fire TV Stick」があればかなり助かります。
嫁さんが料理している時や、ぐずっている時、テレビをネットに繋いでいればすぐに「本当は両親の救世主アンパンマン」がやってきてくれます。
といっても、YouTubeですけど。
タブレットやスマートフォンもあるんですが、子どもにあの小さな画面で長時間動画を見せるのにかなり抵抗があります。
かといって2才児はおとなしくブロックや塗り絵だけで遊んでいるほど優雅な生活を送っていません。
テレビであれば大画面なのでそこのところは安心かと思います。
最新機種は、「Echo Dot 」などのスマートスピーカーに対応しているので、声だけでチャンネルを変えたりといった指示ができます。
これ意外に便利です。料理してたらリモコン触るの面倒ですもんね。
Amazonプライム会員になれば、映画やアニメが見放題になります。
しまじろうやドラえもんなどの子供向けアニメもたくさんあるので助かっています。
YouTubeのアンパンマンの劇やおもちゃで遊ぶ奇声大人の寸劇を見すぎて気が狂いそうなので、そろそろドラえもんやおさるのジョージに移行してほしいものです。
nounai-backpacker.hatenablog.jp
Amazonプライム会員になると、かなりオトクなのでおすすめですが、マジで奴隷になります。
nounai-backpacker.hatenablog.jp
さらに子育て家族向けのサービスまであり、我が家は完全にAmazonの奴隷化しています。
オムツなんてAmazon以外で買ったことないですからね。いくら貢いだんだろう?まあ安いですが。
③固定概念を緩め、発想の転換をしよう
この記事を書いた理由は、ハフポストのフィンランドの子育てについてを読んだから。
「うちと全く一緒じゃん!」ってなりました。
日本の子育ての基本って「昭和の専業主婦」みたいな幻想からほとんど変わってないんですよね。
うちは田舎なんで、我が家の生活スタイルを話すと結構驚かれるんですが・・・
でも時代は夫婦共働きが当たり前で、しかも行政サービスや社会保障制度が全く現代のスタイルに追いついていないわけで。
ならば自分たちで、日本の子育てを変えるしかないんですよね。
ということで、我が家の発想の転換を書いてみます。
得意な人が優先してやるべし
発想の転換とか言っちゃいましたが、我が家は僕が全く料理ができないので基本嫁様が料理担当です。
もちろん多少は何か料理めいたものは作れますが、子どもが食べるものとなると結構難しいです。
なのでその他の事を率先してやるのは当たり前ですが、例えば子どもを公園に連れて行って嫁様の息抜きタイムを作るとか、まあそうやって何とか補い合っています。
得意な方がその作業を行ったほうが効率が良いし、ストレスも減ると思います。
無理に押し付け合うと、ストレスになりますし、やり方が違うと非効率的です。
その代り、得意な方に家事を任せるのであれば、相手の思うような環境を作るべきです。
洗濯物干しは僕の仕事ですが、先程のピンチ引っ掛けまくり作戦を実行しています。
嫁さん的には始め抵抗があったようですが、僕のやりやすい環境にしました。
得意な方に作業を全部任すのではなく、主導権を渡すといった感覚が良いかもしれません。料理が得意な方が主導的に行い、不得意な方が指示を受けながら手伝うという感じが一番効率が良いと思うのです。
仕事を休むのは休みやすいほうが優先
うちの夫婦の場合、仕事柄僕のほうが休みやすいです。
なので、子どもが病気の時や、急な発熱で保育園から招集がかかった時は、基本的に僕が優先して休みます。
もちろん日本のしかも田舎の会社なので、夫の方の育児休業制度なんてあるはずもないですが。
家事とは違って融通の効かない仕事などの環境も、優先順位をはっきりさせておいたほうが良いです。
子どもが寝るときは保育園に着ていく服で
うちの子は僕に似て朝めちゃくちゃ機嫌悪いです。
特に嫌いなのが着替え。
アンパンマンのパジャマを脱ぎたくないあまり、猛烈な抵抗運動をした日もありました。
なので、最近は保育園に着ていく服のまま寝させています。
シワになったりしますが、朝の忙しい時間が少し楽になりました。
もちろん寝ても邪魔にならない服を選んでいますよ。
これも発想の転換で、なかなか理解できないかもしれませんが、我が家では最善の方法でした。
このような発想の転換ができれば、無駄なストレスを生むことなく生活できます。
これは各家庭やお子さんの個性が出るので、固定概念を取っ払って、オリジナルな効率化ができたら良いと思います。
うちの子は本当に寝起きが最悪ですから(笑)
家族が第一
これ本来当たり前なんですが、どうも日本は優先順位が低いような気がしますね。
有給取る時も理由を書く欄があったり、残業や休日出勤があったり、子供の行事よりも仕事が優先されたり、そんなに仕事が好きなんでしょうか?
我が家のポリシーは、個人と家族が一番大事!です。
なので、仕事の付き合いとか全く行きませんし、残業や休日出勤は極力拒否です。
自分の時間と家族の時間が一番大切でしょう。
これを大切にしないと、人生楽しめないし、色々な問題が生じます。
仕事が忙しくても、それなりの高収入であったり、将来的な目標に繋がるのであれば、我慢できるかもしれません。
が、そうでないのであれば、きっぱり労働=契約という発想の転換をしたほうが良いです。
なんかこう書くと危険思想的な目で見られますが、人間は会社のために生きてるわけではないですからね。
僕なんて仕事とは時間を売って金貰っている感覚です。まあこれは問題かもしれませんが(笑)
契約や給料以上の仕事なんてしなくて良いですし、それを強要できる権利も会社にはないですし、そこのところはドライな関係が世間に広まればもっと幸せに暮らせる人が増えると思うんですがね。
僕はネットで稼いだ副収入で趣味をしたり(もちろん嫁様にプレゼントもしますよ)、家族でどこかに遊びに行ったりなんてことを大切にしています。
最近の若い人にはこのようなライフスタイルが増えてきているらしいので、「若者の〇〇離れ」とか言われていますが、そういった化石のような概念からさっさと離れたいものです。
子育てに限らず、固定概念を疑うことで、今より生きやすい世の中になるかもしれません。
要するに僕が働きたくないだけなんですけどね。
まとめ
魔の2才児なんて書きましたが、最近言葉も覚えて変な会話もできるようになり、ますます成長が楽しみになってきました。
うちの子は最近話す前にかならず「あのさー」と付けますが、どこで覚えてきたんでしょう?
まあとにかく、生活を効率化し、さらに発想の転換をすることで、幸せに暮らせるのが一番ですね。
おすすめリンク
nounai-backpacker.hatenablog.jp