JAZZ初心者が直感的に良いと思った曲を上げるので、誰かおすすめ教えてください。
JAZZ=じゃず、響きだけでデキる大人感がある言葉。
読書が趣味であり最早生活の一部である僕だが、「注意散漫」と小中高の成績表に書かれるくらいの高性能なレーダーを搭載している。
家族の生活音や田舎特有のカエル一斉求愛合唱団、はてまた眠る愛妻の歯ぎしりなど、僕の注意という名の意識の延長線上の最先端部は、常時臨戦態勢即スクランブル発進可能な過敏さを誇る。
なので読書中は無音がベストなんだけど、何かを餌に移り気な注意をある程度の空間内に留めておかなければならない。
そこでJAZZですよ。
JAZZは歌詞もないし、クラシックよりも眠気は誘わず、注意を惹きつけるだけの心地よい刺激がある。
JAZZはここ数年で聴き始めたのでまだアルトサックスとテナーサックスの音の違いとかも正直よくわからない。
本も読んでみたが、みんな似たような名前と似たような曲名が多いので、イマイチ頭に入りきらない。
なので耳の直感だけで良いと思ったCDを買っている。
今日はその品目を上げてみるので、もしよろしければジャズバーが似合いそうな渋いおじ様方に『これでも聴いとけトーシロが!』とおすすめな曲なり演奏家を御指南御鞭撻承りたく候。
Moanin': Charles Mingus
渋い!なんかJAZZっぽくないけど、そこがまた良い!
「Moanin'」はアート・ブレイキーが有名だと思うが、ミンガス版を聞くと「JAZZってすげえな」と心を動かされるものがあった。
アート・ブレイキーよりカッコいいという意味ではなく、演奏家の独創性でここまで変わっちゃうのか!という驚き、そして音楽の奥深さがわかった気になる。
Take Five:Dave Quartet Brubeck
聴いたことがある曲を探し当てるのも、ジャズ初心者の楽しみ。
なんかオシャレなパリっぽいカフェとかで流れてそうなデイブ・ブルーベック先生の名演。
ビル・エヴァンスとかも好きなんだけど、なぜかピアニストは白人の演奏ばかり聴いていたら、JAZZ齧り先輩が「やっぱりJAZZは黒人だよ」とか逆差別?的な事を言っていたのを思い出した。
ビル・エヴァンスやデイブ・ブルーベックやジャンルは違うけどエミネムなんかもこんな境遇の中にいたのだろうか?
Mercy, Mercy, Mercy:Cannonball Adderley
これは完全に「ウルフ・オブ・ウォールストリート」という映画の影響。
またこれが良い所で流れるんだな~スコセッシ!
このゆったりした頽廃的な感じの曲調が、映画にとても合っていた。
夕日の沈みかけに聴くと尚良し。
- アーティスト: キャノンボール・アダレイ,ナット・アダレイ,ジョー・ザヴィヌル,ヴィクター・ガスキン,ロイ・マッカーディ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2014/10/08
- メディア: CD
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A Love Supreme: John Coltrane
何かのJAZZの雑誌に「これだけは聴いておけ」と書かれていたので、素直に購入した。
コルトレーンの最高傑作の一つで、とにかくJAZZの印象を変えられた。
クラシックのような荘厳さがあり、JAZZって何なんだ!?と思わされた。
コルトレーンの生涯はまさにJAZZ。穏便な破天荒さんだが、きっと良い人だったに違いない。
A Love Supreme: The Complete Masters
- アーティスト: John Coltrane
- 出版社/メーカー: Verve
- 発売日: 2015/11/20
- メディア: CD
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まとめ
・・・とまあこんな感じの曲が好きだ。
JAZZのCDって中古でも全然安くないのでけっこう痛手ではあるが、LPかCDで聴かなくては意味が無いような気がするので、細々と買い集めている。
色々聴いてみたが、一番しっくりきたのはこの4枚だ。
本やネット上でかき集めた情報のせいで、純粋に音楽だけというか演奏家やその背景なんかも多分に含んではいる。
そこがまた良いのだろうか?