結局のところUSB-DACってなんやねん!と思いつつ『デノン DA-300USB』を買ったわけ。
オーディオ素人の皆さん、ニーハオ。
USB-DACってマジで意味わかりませんね。
なんでパソコンとプリメインアンプ繋げただけで音が出ないの?
よくわからないです。
それにケーブルの種類多すぎですね。HDMIとか光とか、新幹線かよ!
その程度の僕ですが、USB-DACをついに手に入れました。
その事の顛末を嫁にバレないように書く。
USB-DACって結局何なの?
USB-DAC機能って何? その1 - Denon Official Blog
専門用語と横文字が連なれば思考停止してしまうのだが何とか要約すると、
①デジタル信号の音をアナログ信号に変換しないと音が聞けない。
②パソコンは音楽専用じゃないので信号の変換がショボいし、ノイズがすごい。
③そこでUSB-DACですよ奥さん!
といった感じか。
最近はパソコンやスマホだけで音楽を管理している人が多いから、もっと高音質を求めるならUSB-DACが必要になってくるということか。
さらに今はパソコンやスマホだけでなく、デジタル機器(テレビとかPS3とか)が部屋を見渡せば数多くある。それらの高音質かを図るのも、USB-DACが活躍するのだ。
ハイレゾとかそういうのは、ひとまず置いておいてこんな感じだと思っておこう。
なぜ私がUSB-DACを購入することになったか
①Amazonプライムミュージックのせい
プライムミュージックはプライム会員になれば、100万曲以上という一生かかっても聴ききれないくらいの大量の音楽がストリーミング配信されるサービス。
もうこれがあると、CDとか買わんでもええがなと思った。音質はそこまで良くないが、一応256kbpsある。
これで月額320円計算だから、もう笑っちゃうよね。
そしてここで問題が。手持ちのプリメインアンプやスピーカーやヘッドホンとパソコンを繋げたくなったのだ。
そこでUSB-DACの必要性が生まれたわけなのね。
②我が家のオーディオたちのハブ空港として
我が家の安いオーディオちゃん達には司令塔がいない。
顔ぶれは、
父親が使ってた古いVictorのスピーカー
当初パソコンとオーディオはC-N7050でネット経由で繋ごうと思っていた。
だがこれが意外に面倒で音質も微妙だという。
C-N7050はUSBでも再生可能なので、結局そちらで音楽を聞いていた。
ヘッドホンもヘッドホンアンプまでは要らんと思いつつ、なぜかプリンに目がくらんで買ってしまったHD598。当初は中華ポタアンでも買おうと思っていたが、PM6005直挿しでもまあまあなので、そのままほったらかしにしていた。
ああ、なんという初心者らしいミスだ。
ここに映画も加わる。
映画はPS3の出番だ。ブルーレイ再生とこれまたAmazonのプライムビデオである。
プライムビデオはプライムミュージックと同じようにプライム会員になれば、映画が見放題というサービス。
これがPS3にアプリをダウンロードすれば、超簡単に見れてしまうのだ。
よって、
PS3→HDMIケーブル→テレビ(レグザ)→光ケーブル→PM6005(アンプ)→スピーカーという流れ。
さすがに7.1サラウンドとかは無理なので、せめてヘッドホンを駆使すれば、プライベート・ライアンでノルマンディーに上陸できるんじゃないかと考えた。
映画はまあこれで満足だったのだが、問題はパソコン音源のアナログ化だ。
ネットで調べまくって、
パソコン→HDMIケーブル→テレビ(レグザ)→光ケーブル→PM6005(アンプ)→スピーカーという流れを作った。
これならパソコンの音を手持ちの機材だけでスピーカーから高音質で放出できる。
だがこれ、非常に面倒なのだ。
まずテレビの電源を入れないといけない。ただ音楽聴きたいだけでも、テレビを点けないと用をなさない。電気代の無駄すぎる。
しかも光ケーブルが一本しかないので、CDプレイヤーとレグザをいちいち付け替えていた(買えや!)
オーバースペックのヘッドホンが有効に使えて、バラバラのオーディオたちを統帥するハブ空港が必要だ!そう思ったのだよ!許せよ嫁!
そしてDA-300USBを買った。
買っちゃった❤
最近ブログの収入が多少増えたので、それをぶち込むことにした。
DENON USB-DAC/ヘッドホンアンプ ハイレゾ音源対応 シルバー DA-300USBS
- 出版社/メーカー: デノン
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35000円、糞高いね。
まさかの据え置き。清水の舞台じゃなくてギアナ高地から飛び降りた感じ。
しかし現在のオーディオ関係を見て鼻で笑ったオーディオ先輩方ならお察しだろうが、僕の悪い癖は安物買いの銭失い。
よくよく考えた割には、上位機種と迷いに迷って結局安いものを買ってしまい、気づけばあれがないこれがないなのだ。
もうちょい金を積めば、USB-DAC付きのプリメインアンプ買えたわけだし、CDプレイヤーも必要なかったかもしれない。グスン。
しかし、趣味道とは身銭を切って学ぶもの。
ケーブル1m10万円とかインシュレーター1個数万円とか、そういう世界なんだよオーディオ沼!
DA-300USBは、今現在この値段クラスだと最強の懐の深さと広さを持つ。
2.8MHz/5.6MHz DSD & 192kHz/24bit PCM入力対応でハイレゾいけるし、光×2,同軸×1でいっぱい挿せるし、「Advanced AL32 Processing」なる初心者にはありがたい機能まで付いている。
ハイレゾとかたぶん手を出さないので良いだろう。
主目的のハブ空港利用としては間違いないだろう・・・と価格コムの中の人達が言っていた。
実際使ってみて
接続
・音楽
パソコン→USBケーブル→DA-300USB→音声ケーブル→PM6005(アンプ)→スピーカー
・映画
PS3→USBケーブル→DA-300USB→音声ケーブル→PM6005(アンプ)→スピーカー
※ヘッドホンの場合はこの流れのDA-300USBに直挿しとなる。
USBケーブルは別売りなので、Amazon USB2.0ケーブル 1.8mを購入。
ケーブル類はオカルトに近い話もあるが、とあるサイトではUSBケーブルは音質に関係ないとあったので、都合の良い説を参考にした。
音声ケーブルと電源用のACアダプターは付属。こちらは素人の僕が見てもショボいので、交換するのが幸せになれるかもしれない。
セットアップのインストールや、接続自体は非常に簡単。
大きさは170×H57×D182mmで国語辞典くらい。横置き縦置き両方可能なので、場所も取らない。
音
①パソコンの音がちゃんとノイズなくスピーカーで聴ける。
すごい!
何というか、音の曇りが無くなった感じだ。
特にボーカルの声がはっきり聞こえるようになった。
MP3でも「Advanced AL32 Processing」のおかげですっきりした音・・・になっているらしい。
②ヘッドホンもまるで別物
ヘッドホンアンプとしては少し力不足らしいが、PM6005に直挿しで聴くよりも、こちらもすっきりとした感じ。
音が軽くなったという意味ではなく、鮮明になった感じだ。
レヴューでは低音が強いとあったが、たしかにそんな気がする。
③映画も臨場感アップ
音は驚くほど良くなった感じではないが、音の位置感が向上したように思う。
試しに念願のプライベート・ライアンのノルマンディー上陸作戦シーンを見たが、思わずモルヒネ売って欲しくなった。
良かった点
ハブ空港化はとても簡単だった。これでいちいち接続を変えに動かなくても良くなった。
そしてどれも音質が向上した。
特にヘッドホンはHD598が宝の持ち腐れ状態だったことに気づいた。やはりこれくらいのレベルのヘッドホンにはヘッドホンアンプなければならないなと痛感。
悪かった点
強いて言えば、やはりヘッドホンアンプとしては力不足感がある(55 mW/32Ω)
HD598でもかなりボリュームを上げないと聞こえないので、最初の接続の時壊れているのかと思った。
HD598以上のレベルなら、少し物足りないかもしれない。ヘッドホンアンプをかますという手もある。
だが音の良さは抜群で、音割れなんかもない。
まとめ
USB-DACは色々調べても、なかなかピンとこなかったので思い切って買ってしまったが大成功であった。
手持ちの機材が全部良くなったみたいで、気分が良い。
まだ試していないが、CD音源もかなりよくなるらしいので、foobar2000とか入れてみようかなと思案中。
でもオーディオに手を出すなら、専門店とかできちんと聞いたほうが良い。
僕のようなド田舎生まれだと、近場の電気屋なんか中学生向けのミニコンポとラジオしか置いてない。マジで。
なので僕が都会に行ってまず向かう所は、いつもヨドバシカメラなのだ。
でもこれ以上の領域を超えると沼から抜け出れなくなりそうなので、この辺がちょうどよいかもしれない(^O^)
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