新築一戸建てに暮らして一年で感じた「良かったこと・後悔したこと」

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新築一戸建てに住みついて早一年!

「家」は人生最大の買い物ですから、とにかく何でもかんでも情報がほしいと思います。

ということで、新築一戸建てに住んで一年の感想をとにかく書きなぐってみます!

 

 

 

 

無垢材床は意外に楽チン

我が家はサクラ(カバ)の無垢材フローリングです。

無垢材フローリングはとにかく憧れまして、ここだけは譲れないので予算をぶち込みました。

無垢材は夏はベタつかず、冬も暖か、とにかく部屋の雰囲気を和らげてくれます。

しかし、手入れの面で躊躇している方も多いのではないでしょうか?

無垢材床は凹みや油汚れなんかが付くと、治すのはかなり困難です。

ウレタン塗装されたフローリングであれば、少々の汚れや傷は付きません。

無垢材でしかも無塗装の我が家の床は、そういったデメリットを常に意識しなければなりません。

が、一年住んでみてそんなに大きなキズや汚れは付きませんでした

 

結論として、キズや汚れは無垢材の材質によると思います。

床材は、パイン、サクラ、オーク、ウォールナットと種類が多く値段もピンきり。

我が家はサクラにしましたが、値段的には中間でしょうか。

サクラは硬い木で、経年劣化により赤みがかったツヤが出るのが特徴です。

硬い木というのがポイントで、あまり傷が付きません。

しかし友人はパイン材を床にしたところ、子供がおもちゃを落とした時などにキズや凹みがかなり付いたようです。

パインは柔らかいので、衝撃に弱いという特徴があるからです。

無垢材を選ぶ際は、床材の特徴をきちんと考えて設定したほうが良いです。

あとひとつ言えることは、無垢材最高!

 

 

収納はいくらあっても足らない

片づけの解剖図鑑

片づけの解剖図鑑

 

我が家は夫婦ともに片付けができないタイプなので、思い切って収納だらけの家にしました。

各部屋にこれでもかと収納を設置!クローゼットや押入れだらけの家になりました。

お陰様で子供のおもちゃ以外は散乱していない状態をなんとかキープしています。

収納が多いと急な来客時もとにかくぶち込んでしまえば良いですし、同じ理由で掃除も楽です。

 

難点をいえば壁の殆どが収納扉なので、ポスターや写真を貼る場所が少ないことと、置き家具を設置する場所がないところです。

特に置き家具が設置できないのは以外に困ります。収納が多ければ良いと思っていましたが、手近に置いておきたい物を置く場所がないので、テーブル上に積まれていく傾向にあります。あと買ったばかりの本なんかも置き場がなくて困ります。

対策として「無印良品 ポリプロピレン頑丈収納ボックス」を買いました。これ超便利です。

 

 

ホーローキッチンは掃除要らず

タカラのホーローキッチンにしましたが、評判通りのメンテナンスの楽ちんさ!

汚れたところをサッと拭くぐらいできれいになりますし、ゴシゴシこするような掃除を未だにしていません。

衝撃にも強いので、鍋を落としてヒヤッとした時も無傷でした。

しかしホーローキッチンはデザインが最悪クラスのダサさでして、これは仕方ないですね。イメージとしては学校の家庭科室です。

中途半端なツヤがチープ感を醸し出し、全体のデザインをめちゃくちゃにします。

かといって無理にゴージャスにしても、質感は如何ともし難いのでよりチープになります。

あと食洗機ですが、想定より大きめのほうが良いです。

3人家族で4~5人用食洗機を使っていますが、容量が足りません。もう少し大きめの食洗機にすれば良かったと思っています。

 

 

 

2重サッシは温かいが結露もすごい

hbol.jp

日本の家スカスカ問題を本で知り、断熱材とサッシは良いのを入れてもらいました。

おかげで多少冬の寒さは楽になったと思いますし、エアコンの効きがすごいです。

しかし引き違い窓はやはり寒さの最大原因ですね。利便性と安さを取って引き違い窓にしましたが、2重サッシでも駄目でした。

あと結露がすごいです。窓ビッシャビシャ。

ホルムアルデヒド問題のときのように単純に密閉性を高くすれば良いというわけでもないので、この点は予算配分が難しいです。

日本は多湿な夏と厳寒の冬があり、欧米の住宅を真似すればよいというわけでもないので、お住いの地域に合わせるのが一番だと思います。

 

 

通気性は窓の位置が大事

エアコンのいらない家

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梅雨や夏時期はとにかく通気性一番。

湿気の多い地域なので、カビや暑さ対策には通気を良くすることが一番安くて効率が良いです。

ということで、全方角に窓を高低差ありで設置しました。これで一瞬で涼しくなり、空気抜けも最高です。家の作りもシンプルなので、風邪の抜けがとにかく良い家と工務店のおっさんにも好評でした。その分、凝った作りは出来ませんが。

あと玄関扉を網戸付きのものにしました。これなら外出時も通気性を確保できます。泥棒が入れないような小窓を網戸にして出かければ、湿気問題も安心です。これも全方角に設置しました。

難点は窓が多いので掃除が面倒なのと、冬は冷気の入口になってしまいます。

小さな通気用の窓は、密閉性の高い種類にした方が良いでしょう。

 

 

IHは騒音あり

はじめてIHにしたんですが、騒音と振動がけっこう気になるレベルですね。

個人差があるかと思いますが、夜間にちょっとコーヒーでも飲もうと湯を沸かしただけで、数分間「ぶ~ん」という音と振動があります。

うるさくて仕方ないレベルではないですが、ちょっと気にかかるくらいです。

IH自体は本当に楽ですし、子供がいるので危険性も少なくて良いです。

でもガスでしかできない料理(ダッチオーブンとか)があり、意外に盲点でした。

料理好きはガスが良いかもしれません。

 

 

 

壁紙は冒険しよう

我が家は超シンプルな田舎の工務店が建てやすい家。

そのため、数少ない個性を出すポイントを壁紙にしました。トイレは青、洗面所は黄色とけっこう攻めた壁紙です。

これで各部屋に陰影というか特徴が出て、意外に良かったです。

お客さんにはびっくりされることもありますが。

壁紙なら張替え費用も安いですし、冒険するならオススメです。凝った設計や天窓などはもし後悔したとしても、どうしようもないですからね。

 

 

ベランダは広いほうが良かった

洗濯は基本ベランダなんですが、もっと広くすればよかったです。

家族3人の洗濯物でも一杯一杯で、干し作業が非常に面倒。これに土日は布団も加わるので大変です。

軒先を長くしたので、多少の雨なら洗濯物が濡れないのは正解でした。

 

 

偽ルンバ&ダイソン掃除機

nounai-backpacker.hatenablog.jp

こちらの記事で書いたとおり、我が家の掃除は偽ルンバ&ダイソン掃除機の二刀流です。

偽ルンバでザッと掃除して、締めはダイソンにすればかなり時短&効率化できます

偽ルンバは玄関から落ちたり、部屋の隅までたどり着けなかったり、そもそも部屋をある程度片付けないといけないので手間はあります。

逆に言うとルンバ系掃除機を使う家は散らかっていると何も始まらないので、自然と「ルンバが掃除しやすいような部屋」=「片付いた部屋」になると思います。

ダイソンは掃除にかかるまでのプロセスがほぼ無いので、掃除する気になりやすいという効果が大きいですね。

取り出してスイッチひとつで使えますし、そんなに重くないので取り回しも良い。コードレスの利便性は掃除に取り掛かる障害をぶち抜けるのでおすすめです。

 

 

エアコンは無理してでも良いのを買ったほうが幸せ

家電量販店やネットの情報より、エアコンは良いのを買えと念を押してあります。

我が家も17畳のリビングに20畳以上のハイスペックモデルなエアコンを設置しました。

20万以上しましたが、本当にすぐ部屋が快適になります。あと電気代も安いです。冬の間はかなり可動させていましたが、電気代が月一万円超えることはなかったですので、長期的なコスパは良いでしょう。

自分で勝手に掃除してくれるモデルなので、メンテナンスも楽ちんです。

このまま壊れないでいてくれたら、経済的な選択になることでしょう。

 

 

洗濯機は縦型?ドラム型?

我が家は縦型にしました。縦型は安いのと大容量だからです。

ドラム型のほうが経済的で取り出しやすいというメリットがありますが、修理費が高いことやそもそも本体の値段がけっこうします。

細かく調べたわけではないですが、縦型とドラム型のランニングコストはそこまで変わらない感じがします。水道代安い地域ですし。

 

grapee.jp

ドラム型はこの記事を見て買う気が失せました。修理が大変みたいです。

 

 

洗濯の移動はやはりしんどい

洗濯機は1階、洗濯干しは2階になっています。

構造上仕方がなかったのですが、やはりこれがしんどい。

重い洗濯物をかごに入れて階段を登るのはけっこうきついですね。

運動だと思えばですが、年取ったらきついだろうなあ。

 

 

庭は一瞬で草むらになる

いや本当に一瞬です。

新築当初は土だったところが一年でカマキリが卵を生むくらいの大自然になりました。

ガーデニングとかの趣味がないので、放置しがちで気付けばびっくりなことに。

今年は庭木でも植えようかなと考え中です。

 

 

カメムシの城攻め

田んぼが横にあるため、秋から冬に変わる季節はカメムシが大量発生します。

カメムシは冬籠もりするために温かい場所を目指すらしく、我が家はまさに最高立地なのです。

ということで、晩秋の頃、我が家の白い壁にはまるで戦国時代の城攻めの如く、カメムシがよじよじと大量に登っています

特に困るのが部屋の侵入。洗濯物なんかもカメムシに襲撃されます。

カメムシはガムテープでひっつけて密閉処理するしか無いので、非常に困りものです。

 

 

 

まとめ

最初は「吹き抜けなんか良いなあ」とか「屋上でバーベキューしてえ」なんて思ってましたが、工務店のおっさんにも不評だったので、工務店のおっさんが建てやすいシンプルな家になりました。

が、工務店のおっさんがいったとおり、シンプルなので生活動線の問題や致命的な後悔はほとんどありませんでした。

いや、本当にシンプルなので。

ネットや本で調査したところ、やはり凝った作りやデザイン重視の設計だとどうしても無理がかかるので問題が起きやすいようです。

個人の好みとその後のメンテナンスを天秤にかけて、「それでもやってみたい!」と思えば貫き通したほうが良いとは思います。

我が家も工務店のおっさんの反対を押し切って無垢材無塗装(ウレタン塗装を勧められた)の床にしました。

たしかに気を使いますが、やはり無垢材ならではの質感や柔らかな印象は他に変えられません。

あと派手な壁紙も、意外にしっくりきてます。

少しではありましたが、何かの役に立てば幸いです。

 

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